タモリが赤塚不二夫の映画で一緒に歌うユザーンて誰?作詞した理由は?

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マンガ家の赤塚不二夫の生誕80周年を記念して制作されたドキュメンタリー映画「マンガをはみだした男 -赤塚不二夫」が、ゴールデンウイークから公開されることが決定しましたね。

赤塚さんの映画ということで話題になっていますが、それにもましてタモリこと森田一義さんが映画の主題曲を歌うことが注目されています。

画像元:スポニチ

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作曲者のU-zhaan(ユザーン)とは?

この映画の主題曲名は「ラーガ・バガヴァット」。

なんだか舌を噛み噛みの言いづらいタイトルですが、タモリさんが作詞をし、U-zhaan(ユザーン)というタブラ演奏者の湯沢啓紀(38)氏が作曲したそうなんです。

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タブラとはインドの民族楽器。

湯沢さんは1998年より、インド・コルカタのタブラ奏者アニンド・チャタルジーにタブラを学び始め、ほぼ毎年のようにインドに長期滞在しながらタブラを学んでいるそうなんです。

しかも2014年にリリースしたアルバム『Tabla Rock Mountain』では、あの坂本龍一さんをゲストに迎えて制作したアルバムだとか。

 

画像元:ナタリー

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中央:タモリ、一番右:ユーザン

 

タモリが作詞とボーカルを担当した理由

タモリさんが命名したという曲名『ラーガ・バガヴァット』。

ラーガとはインド音楽の曲調。

バガヴァットはサンスクリスト語で成人を意味し、バカボンの語源とも言われている言葉です。

歌詞はの言葉には全く意味はなく、曲調に併せて『ア~ア~』と歌っているだけなんですが、これが物凄く心に響いて心地良いんです!

しかも驚いたことに、『赤塚さんに捧げるように歌って欲しい』との依頼の基に、タモリさんが即興で歌い上げたそうなんです。

タモリさんと赤塚不二夫さんが出会ったのは1975年。

赤塚さんがタモリさんの即興芸に惚れ込んで、自分の家に居候させるなど親交を深めていました。

しかし1998年、赤塚さんは食道がんに侵されている事を告白。

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そして10年にもわたる闘病生活の末、2008年8月に肺炎でこの世を去ってしまいました。

あれから既に9年。

今回の映画を制作するにあたり、赤塚さんと親交の深かったタモリさんにインタビュー撮影をお願いしたところ、一度断っていたんです。

その理由とは

『弔辞で語り尽くした』からというものでした。

この時の弔辞は7分56秒にも及ぶ大変心に残る弔辞でした。

特に『私もあなたの数多くの作品の1つです』

という締めくくりの言葉は、今でも語り継がれる印象的な言葉でした。

インタビュー撮影を断られた制作関係者は、それでも諦めきれませんでした。

後日、『歌ならどうですか?』とお願いしたところ

それなら『OK』という返事を頂き、今回の作詞に至ったそうなんです。

なんともタモリさんらしいですね。

因みに赤塚さんに捧げるこの主題曲『ラーガ・バガヴァット』。

僅か5分39秒の即興で創りあげたそうなんです。

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