ブラジルを中心として爆発的に中南米で流行が拡大している感染症「ジカ熱」。
世界保健機関(WHO)は専門家による緊急委員会を2月1日にジュネーブで開き、対策を協議するとともに、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当するかを判断すると発表しました。
ジカ熱とは?
ジカ熱とは蚊が媒介するジカウイルスによって発生する感染症。
知的障害を伴うこともある「小頭症」の子供が生まれる原因とも指摘されています。
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現在のところ日本での感染は報告されておらず、アフリカ・中南米・東南アジアにかけての温暖な赤道付近での発症が報告されています。
残念ながら未だワクチンは開発されておらず、感染する前の予防がとても重要です。
ジカ熱の症状について
2007年にミクロネシアのヤップ島で数十人規模のジカ熱患者が発生し、米国疾病対策センター(CDC)がその血液検体から原因ウイルス(ジカウイルス)を発見した新種のウイルス。
ジカ熱に感染すると7~10日の潜伏期間の後、発熱や皮膚のかゆみ、39℃台の高熱と発疹、下痢などの症状が現れます。
目の充血や関節痛、筋肉痛、手足のむくみなどがみられることもありますが、ほとんどは4~5日で回復し重症化することはまれです。
問題は、このウイルスに感染しても1週間は経過しないと症状が出ないので、妊婦が知らないうちに感染する可能性がある事です。
しかし、妊娠中にジカ熱に感染した場合でも、産まれた子供が小頭症を発症しなかった事例も報告されていますので100%小頭症が発症するという事ではありません。
小頭症(しょうとうしょう)とは?
このジカ熱に妊婦が感染すると、「小頭症(しょうとうしょう)」と呼ばれる、頭の小さい子供が生まれてしまう可能性があるので非常に危険です(顔の面積に比べて頭部が非常に小さい)。
脳が未発達であるため体が適切に機能できないなどの症状が発生します。最悪の場合には早期に死亡。ほとんど場合は死産となっている事が多く、母体内でも生存率が低くなっています。
予防と対策
- 妊婦の方は現在ジカ熱が流行っている中南米のブラジルやペルーへの渡航を極力避ける
- 39度の高熱を伴いますので、ご高齢の方や乳幼児は渡航を極力避ける
- やむを得ず渡航した場合は、気候が暑くても長袖・長ズボン・帽子を着用し極力肌の露出を避けること
- 海外に渡航する場合は感染症を防ぐために予めワクチンのあるものは摂取を受ける
- 現地の虫よけスプレーやクリームを使用する(日本国内で販売されている虫よけより、現地で発売されている方が効果があります)
- 海外のホテルでは窓に網戸がない場合が多いので、宿泊の前には網戸があるかを確認
- メッシュの目が細かい蚊帳を使用する
- 携帯型の電気蚊取りよりも、蚊取り線香の方が効果大(電気式を長く使用していると、蚊にも抵抗力がついてきて効かなくなる場合があります)
- 海外では食事や環境の違いから疲れやすくなり、抵抗力が低くなりがちですので体調管理には十分気をつける
ジカ熱は現在ニュースでもかなり取り上げられていますが、死亡率自体は高くはありませんのでご安心下さい。
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