遂に発見された。
300年以上前、南米のカリブ海に沈没したあの財宝船が。
「素晴らしいニュースだ。 間違いない。 我々はサンホセ号を発見したのだ! 」
この喜びを伝えたのはコロンビア大統領、フアン・マヌエル・サントスだった。
サンホセ号発見の分け前で揉めるシー・サーチ・アーマダ(SSA)とは?
金銀財宝を積んだスペイン軍のサンホセ号が英艦隊に攻撃され、南米カリブ海に沈没したのは今から307年も前の1708年。 その財宝は時のスペイン王、フェリペ5世へ届けられるはずであった。
その価値なんと40億ドルから170億ドル!
日本円にすると4800億円から2兆400億円にもなる!! (1米ドル120円で計算)
あまりにも巨大な金額なので、どのくらい凄いのか検討もつかないが、 大統領が興奮して記者会見を行うのも良く分かる。
この海域には植民地時代に沈んだ船が多く、財宝船探しが盛んに行われている海域でもある。
今までに数々の沈没船がトレジャーハンターにより発見される中、サンホセ号だけはその足取りが謎に包まれていた。
今回発見された財宝は分かっているだけでも、金、銀、そしてエメラルド。 発見したのはワシントンに拠点を置くアメリカのカンパニーSSA。
1981年には沈没した大まかな場所を発見したが、これまでに財宝は見つかっていなかった。
だが既に分け前を巡ってこのSSAとコロンビア政府の間で論争が起きている。
「コロンビア政府は不法に我々が発見した金塊を没収しようとしている!」
さながら植民地時代の代理戦争である。
だがこれだけ巨額な価値のある金塊を、コロンビア政府としても黙って見過ごす訳がない。 あの手この手を使って金をむしり取ろうとするであろう。
また、既にこの論争に目をつけた弁護士達が、ハイエナのようにたかり始めてもいるだろう。
「アメリカの弁護士は、交通事故を起こした運転手が乗る救急車を追いかけてまで仕事を取りに来る」
と、笑えないジョークもあるくらいだ。
この話の顛末どうなることか、今後はの展開に目が離せない。
サンホセ号の沈没船発見で喜ぶTBS。正月にバミューダ海 財宝伝説番組を放送。
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