プロテニスプレイヤーの錦織圭選手が相変わらずの絶好調で強いですねー。
先日開催された男子プロテニス (ATP) ツアーのメンフィス・オープンで、世界ランキング145位のアメリカ代表テーラーフリッツ選手(18)を2-0(6-4 6-4)で下し圧倒的勝利。
もちろん世界ランキング7位の錦織圭の方が勝つ試合だとは分かっていましたが、あっさりとストレート勝ちを掴んだ彼の強さの秘密は一体何なのでしょうか?
今回はそんな強い錦織選手の秘密を探るべく、彼の肉体に迫ってみました。
アスリートの中でもトップの体脂肪率6%!
球の速さ・持久力・ガッツのある粘り強さ、どれをとってもプロテニスプレーヤーにとって欠かせないのはそれを補う肉体能力ですが、錦織選手は身長178cmの体重70kg。
テニスプレイヤーとしては小柄なタイプですが、それを補うために徹底的な食事療法やトレーニングなど、長期間かけて体脂肪率6%という脅威の肉体を作り上げていたのです。
上にある写真が、贅肉のないその肉体美の凄さを物語っています。
(なかなか錦織選手の肉体美が撮影された画像がなかったので探すのに苦労しました)
他のプロスポーツ選手では、メジャーリーガーのイチロー選手が同じ体脂肪率6%。
心・技・体どれ一つが欠けてもトッププレイヤーになることはできませんが、錦織選手はその『体』を見事に手に入れてトッププレイヤーとして君臨しているんですね。
栄養管理士と共に徹底した食事制限と管理
錦織選手の特徴はなんといってもその持久力。というより彼のプレースタイルだとどうしても持久力が必要。
2012年の頃にはまだ体の線が細く、きゃしゃな体つきをしていたんですが、森永製菓の管理栄養士・細野恵美さんが彼をサポートしてから体格が変わってきました。
元々食が細い上に、肉を多く食べていたのでスタミナがなかった。それを細野さんは、試合時にエネルギーになる炭水化物に変更。
一度にたくさん摂りづらい炭水化物を、7回から8回に分けて食べるなどの食事方法もアドバイス。
そして一番驚いたのは、その食事を錦織選手自身で作っていたのです。
写真がたくさんあった。すべて錦織が作ったという。たとえば「照り焼きチキン丼」。「ごはんの上に千切りのレタスを乗せてからお肉を乗せて」という指示をきちんと守っていた。
8月に右足のできものを手術して全米オープン出場が危ぶまれた。細野さんは朝、昼、晩と食事を作っていた。全体のボリュームを減らして野菜を中心に。練習ができるようになったところで野菜をセーブし、エネルギー源になる炭水化物を増やすなどした。4時間を超える試合に耐える体はこうして作られたのだ。
引用:J-CAST
以前、テレビ番組に出演した錦織選手を観て、やけに食事管理に詳しいと思ったんですが、こんな秘話が隠されていたんですね。
基本練習で肉体改造
昔の錦織選手はその小柄な体格ゆえに、海外の選手と比べてスピードとパワーが圧倒的に足りなかった。
そして4時間を超える戦いをこなす体力もなかったのだ。
コーチのマイケル・チャン氏はその弱点を克服するために、徹底的な基本練習や体幹トレーニングを取り入れる。
具体的には強く速い玉が打てるよう、10グラム~20グラム程重いラケットに変えて練習。
そしてそれは直ぐに見違えるほどの効果を発揮し、大会のサーブでは本人も驚くほどの強く速いサーブが打てるようになったのです。
因みに錦織選手は、このあまりにも単純な基本練習に『中学生の練習か!?』と思ったとか。
体幹トレーニングで怪我をしない体づくり
さすがに4時間を超える試合を何度も行うと体の至るところに不調が出てきます。
錦織圭選手はもともと怪我に泣かされている選手でもありました。
これを克服するために行ったのが『体幹トレーニング』。
理学療法士のロバート・オオハシさんにコーチを依頼し、怪我に強くなる最新のトレーニング方を学びました。
『体幹』とは頭と手足を除いた体の部分。つまり胴体の部分ですが、腹筋だけでなく、背筋や背中の筋肉の部分にもあたります。
オオハシさんの行うトレーニングは「赤ちゃんトレーニング」と言います。
赤ちゃんは筋肉が発達していないので、動作の一つ一つに体幹をうまく利用して、無駄のない動きをします。
その動きを真似して、正しい運動パターンを身に付けようと考案されたのが「赤ちゃんトレーニング」です。
赤ちゃんというネーミングの理由はここにあります。この動きが身につくことで、不自然な筋肉の動かし方がなくなり、怪我が防げるといいます。錦織選手もこのトレーニングを応用して、強い肉体を作りました。
引用:いしゃまち
プロサッカーの長友佑都選手などもこの体幹を取り入れて肉体改造を行っています。
柔軟性があってバランスのいい体幹を作ることができるこのトレーニング方法は、怪我防止の為に役立っていたんですね。
いかがでしたか?
錦織圭選手の肉体的強さの秘密はこんな弛まぬ努力の結果にあったんですね。
今年こそもう一度、錦織選手にはその忍耐強い粘り強さで無敵の王者ジョコビッチ選手を下して欲しいものです。
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