12月23日、関西を拠点に活動をしているフリーアナウンサー辛坊治郎氏(59)が、来年の還暦を迎えるとともに引退することを発表した。
この報道は大阪市内で行われていた辛抱氏の著書、「ニュースで伝えられないこの国の正体」の発売記念サイン会の場にての突然の発表だった。
その大きな理由として「どうしたってもう1回、太平洋横断をやらないと、自分の人生の中でつじつまが合わない」と説明した。
ただ前回挑戦時に海難事故に遭い、自衛隊によって救出された経緯をふまえ「あれだけ迷惑をおかけしたし、もう一回、同じことになってしまったら、番組やってると迷惑がかかる。私はいいけど(周囲まで)叩かれるのは気の毒だし、いろんなことに終止符を打たないといけない」と、再挑戦のための引退であることを明かした。
引用:デイリースポーツ
また、太平洋横断の時期については、春にしかチャンスが無い。2017年の春を目指しているとも語った。
前回太平洋横断を挑戦したのは2013年6月。全盲のヨットマン岩本光弘氏と共に福島県からスタートするも、6月21日にクジラのような物にぶつかり浸水。 悪天候の高波の中、海上自衛隊の飛行機に救助され横断を断念せざるを得なくなった。
救助後、ヒゲを伸ばしたままやつれた顔の2人は報道陣の前に現れ謝罪。ネットやワイドショーでは、国民の税金を使っての個人的な救助に対して非難の声も上がっていた。
因みにこの太平洋横断の為に辛抱氏は休業宣言をし、自身が担当していたレギュラー番組も一時出演を休止していた。
辛坊治郎:1956年4月11日 生まれの59歳。1980年に読売テレビに入社。退社後はフリーアナウンサーとして大阪を拠点に活躍中。
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