小池百合子は待機児童をゼロにできない?保育施設問題を解決できるか予想
荒れに荒れ揉めに揉めた2016年の東京都知事選挙でしたが
結局のところ蓋を開けて見ると自民党を敵に回した
小池百合子が2位の増田寛也に100万票以上の
得票差を付け見事当選。
これがどのくらい凄い得票数かというと
2007年と2011年に行われた都知事選挙で
石原慎太郎が獲得した得票数を上回るほどの
物凄い得票数だったんです。
長く苦しい戦いを終え当選が決まった時の
小池百合子は笑顔で喜びに満ちていたようでしたが
これから先はもっと長く、もっと苦しい
戦いが待っています。
たくさんの問題を抱えている東京都ですが
今回は特に時間のかかる待機児童問題について
小池百合子知事は任期内に解決できるかできないか
考察や予想をしてみたいと思います。
小池百合子の待機児童政策
2016年7月30、JR吉祥寺駅北口ロータリー前で街頭演説をしていた小池百合子は、待機児童問題に関する政策についてこのように語っていました。
私はこの待機児童の言葉をぜひとも4年後、間に合えば4年後、できるだけ早く死語にしていきたい。
待機児童ゼロを目指す、なかなか難しいけれども、待機児童という言葉そのものを死語にしていく、このことをビジョンとして掲げ、そのための具体的な方策を練っていきたいとおもいます。
引用:産経新聞
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さらにこの時に演説していた内容を分かりやすくまとめると
- 東京都には待機児童が8466人いると言われている
- 都が有している公園は区が持っている公園よりかなり広く、区部23区内で40カ所。多摩地区には30カ所ある。
- 都が有している公園の一角に子育ての場所を確保する
- 人員も確保する
でも都が保有している公園に保育施設を建設して待機児童をゼロにするなんてそんな簡単にできるのでしょうか?
待機ママが居るということは日本の経済にとってもマイナスと語っていた小池百合子知事は、一体どうやってこの政策を実現するのでしょうか。
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待機児童問題はゼロにできない?
この演説を聞いた時、正直私は小池百合子知事は僅か4年程の任期内で待機児童をゼロにすることはできないのでは?と思いました。
主な理由は下記の4つ。
- 4年という短い任期期間
- 自民党都議連とは完全に敵対関係
- 保育施設の建設に反対する住民問題
- 保育士の確保が間に合わない
小池百合子は自民党都議連が推薦する増田寛也を破り当選。
都議会の大半を占めている自民党議員は、小池百合子の政策が通らないようあの手この手で妨害してくるでしょう。
最初の1年は議会運営すらまともにできない状態かもしれません。
また、都の公園の一角を潰して保育施設を建設するとなると
『小学生の子供の遊び場がなくなる!』
『園児の声がうるさいから嫌だ!』
と反対する声が出てくる可能性が非常に高い。
実際にある地域ではこの問題が発生し、保育施設の建設が出来なくなっているんです。
例え建設できたとしても、安い給料で大切な園児の命を預かり、モンスターペアレンツの相手をしようと思う新しい保育士さんがどれくらい現れるのか疑問です。
投票アンケート(待機児童をゼロにできる?)
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結果はView Resultsで確認できます。
まとめ
私個人の意見としては待機児童はゼロになって欲しいのですが、たとえ民間の幼稚園や保育園が新設できたとしても現在の人数を半減させるのがやっとだと思います。
ただ、小池百合子知事の得意なメディア戦略を利用し、女性知事という立場から上手く同姓の共感や支持を集め、世論の流れを変えることができれば限りなくゼロに近い待機児童数になるかもしれません。
そして、都議会のドンと呼ばれる内田茂議員との戦いにも要注目です。
小池百合子と内田茂都議会の権力闘争どっちが勝つ?今後の行方は?
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