夏樹静子死去!夫は華麗なる石油業一族の出光芳秀で子供や家族は?
作家として有名な夏樹静子さんが心不全のため福岡市内で亡くなられたそうです。77歳でした。
亡くなられてから知ったのですが、本名は出光静子(いでみつ しずこ)さんだったんですね。
ご結婚されたお相手のご主人は、九州地方を中心に中国・近畿・東海などでガソリンスタンドを運営する新出光だったというので驚きました。
夏樹静子さんはどのような人生を人生を送られたのでしょうか。
経歴やプロフィールなどで彼女の華麗なる人生を見ていきたいと思います。
安田純平の身代金の金額や値段はいくら? ヌスラ戦線とは何者?
経歴やプロフィール
推理小説作家:夏樹静子(享年77歳)
本名:出光静子
旧姓:五十嵐静子
生年月日:1938年12月21日
出身地:東京都
学歴:慶應義塾大学英文学科卒
家族構成:夫・出光芳秀(いでみつ よしひで)、長女・淑子、長男・秀一郎
夏樹静子さんは、東京がまだ東京府と呼ばれている戦前に、五十嵐家の長女として生まれています。
4歳の時に終戦を迎えていますので、教育は戦後教育を受けられていらっしゃるようですね。
結婚前の出自に関することは分かっていませんが、高校に行く女性がそれほど多くなかった時代に慶応大学を卒業されています。
しかも英文科というのには驚きました!
余程金持ちのお嬢様でない限り慶応大学なんか行けない時代ですから、実家は相当な金持ちだったことが想像できます。
1963年、大学卒業と同時に出光興産創業者・出光佐三の甥、出光芳秀氏(現・新出光社長)と結婚。
現代の女性であれば慶応を卒業したら殆ど就職するのですが、高学歴を捨てて結婚するなんて、そういうのが普通の時代だったんですね。
今では考えられないことです。
お二人のなれそめは明らかにされていませんが、夏樹さんは東京に住んでいたのに出光興産という大企業の、しかも福岡に住んでいた芳秀氏と結婚されたので、お見合い結婚だったのではないでしょうか。
1967年5月、長女・淑子を出産。
結婚と同時に執筆活動も止めていましたが、実体験に基づく母と子の物語を描いた作品、『天使が消えていく』を執筆し、第15回江戸川乱歩賞の最終候補に残る快挙を成し遂げます。
このとき応募した名義が、夏樹静子が生まれたきっかけです。
この時1969年、夏樹さんは31歳という若さでした。
1969年、長男・秀一郎さん生まれる。
秀一郎さんはなぜか俳優として活動していて、出光興産グループの職には就いていません。
1982年、『Wの悲劇』がヒットしさらに名声を高める。
翌1983年には薬師丸ひろ子主演、松田優作共演で『Wの悲劇』が映画化されて更に大ヒット。
その後、数々の推理小説を出版し、1980年代には日本テレビのドラマ『火曜サスペンス劇場』で数々の夏樹作品がお茶の間の話題となりました。
2010年以降の70歳代になると、さすがに以前のような活発的な執筆活動はされていませんでした。
華麗なる出光興産一族
もともと出光一族は、出光藤六が福岡にて藍玉問屋(藍染織物の問屋)を営んでいました。
1911年、出光藤六の息子・佐三が出光興産のもととなる石油小売業『出光商会』を創業。
どうやら出光一族は根っからの商売人だったようですね。
ちなみに藤六は『佐三・雄平・計助・泰亮・弘』の5人の息子に恵まれました。
夏樹静子さんの夫・出光秀一郎氏の父は、弘の息子になります。
そしてこの出光弘氏が新出光を創業したのです。
出光一族には『東京海上火災の代理店』の出光雄平氏や、『グーグル日本法人社長』の辻野晃一郎氏など、様々な分野で活躍している方がいて、まさに現代の華麗なる一族!
夏樹さんの葬儀は、3月25日正午から福岡市中央区古小烏町70の1のユウベル積善社福岡斎場で催されることになります。
様々な出光一族の方とテレビや出版業界の方たちで埋め尽くされることになるでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。