乳児への液体ミルクは安全ではなく危険だった?値段や購入方法も
みなさんは液体ミルクという商品をご存知でしょうか?
その名の通り乳児用のミルクが液体のままボトルや紙パックに入っている商品ですが、2016年5月現在、日本では販売されていません。
しかしアメリカやヨーロッパなどでは、デパートやスーパーなどで普通に購入することが出来るほど一般的なんです。
そしてこのたび自民党は、この液体ミルクに関する勉強会を開き導入の検討を始めました。
でもなぜ液体ミルクの話が突然出てきたのでしょうか?
また、液体だけに新鮮さや乳児に対する危険性など気になるところです。
というわけで今回はこの液体ミルクの情報についてできる限り調べてみました。
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政府はなぜ液体ミルク導入を検討?
突然どこからともなく湧いてきた話のようにも思えますが、実は10年以上も前から話はあったんです。
最も話題になったのは1995年に発生した阪神淡路大震災の時でした。
未曽有の直下型大地震のため水道やガスなどのライフラインは壊滅状態。
粉ミルクしか販売されていない日本ではお母さんたちがミルクを作るための水やお湯を確保することが困難になり、震災時の液体ミルクの必要性が問題となりました。
そして2016年に発生した熊本地震でも同様の出来事が発生。
かねてから民間団体からの要望も有りようやく安部政権が思い腰を上げることになったのです。
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液体ミルクの危険性や安全性について
『液体なので赤ちゃんに飲ませては危険なのでは?』
と思いがちですが問題ありません。
それどころか粉ミルクより危険性が低く安全だと欧米では常識になっています。
日本でも普通に牛乳やヨーグルトなどの乳製品が販売されているのと同じだと思っていただくと分かりやすいと思います。
液体ミルクの利点
- 常温で利用可能
- 5~6か月間の賞味期限
- 水が不要
- 沸かす必要がない
- 衛生的
- 持ち運びに便利
- 粉ミルクよりも吸収しやすい
- 使い捨ての哺乳瓶有り
- 使い捨ての乳首あり
粉ミルクの欠点(震災時)
- 水が調達できない
- 給水車の水の安全性が不安
- お湯を沸かせない
- 哺乳瓶がない
- 哺乳瓶が洗えない
- 震災時では不衛生な環境でミルクを作らないといけない
このように粉ミルクでは震災時の様々な問題により、赤ちゃんへのミルク確保が困難ですが、液体ミルクはその全てを解消できることが分かります。
特に粉ミルクでは、毎回粉をお湯で溶いて作る必要性があるため、その際にバイ菌などが混入する危険性が指摘されています。
安全性や危険性がまったく心配されない場合でも、赤ちゃんに与える前には一度味見をしてください。
また、赤ちゃんに与えたことのない食品の場合、アレルギー問題も心配されます。
使用されている成分をしっかり確認し、初めて与える場合は少しずつ与えることをオススメいたします。
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液体ミルクの値段や購入方法
残念ながら現在の日本ではAmazonなどのインターネット上でしか購入出来ません。
しかも価格はかなり高く
1本200mlのボトルが6本セットで8,000円というお値段。
どうしても輸入の際の輸送コストがかかってしまうため、これだけ高い価格帯で販売されているんです。
まとめ
震災時にストレスで母乳が出なくなった場合、本当に液体ミルクは役に立ちます。
また、普段の生活でも突然の夜泣きにお湯を沸かして用意する煩わしさからも解放されます。
自民党の勉強会ではスウェーデンの液体ミルクを参考にしていましたが、輸入解禁ともなれば街中で購入できることになるので値段も安くなることでしょう。
また、日本のメーカーも参入すること間違いなしなので、価格競争で更に安くなることが期待できます。
一刻も早く液体ミルクを導入してほしいものです。
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