公開日:

犬が飛び出し自転車が倒れて骨折事故!治療費や賠償金はどうなるの?

スポンサーリンク

ペットとして飼っている犬のマナーが悪いと
年々問題になっているようです。

特に犬の飛び出しにまつわる事故が後を絶ちません。

車にひかれて愛犬が亡くなってしまった
という例が多いようですが

多くの場合はリードをつけていなかったり
付けていても突然の激しい行動で
思わすリードが手から離れてしまう事が多いようです。

つい先日、飼い犬が自転車にぶつかり
載っていた親子が転倒し
骨折するほどの重症を負い裁判にまでなりました。

今回はその例を取り上げペット事故が起きた際
治療費や賠償金がどうなるのか調べてみました。

 

リードなしで犬が自転車にぶつかり転倒

被害者である親子側の主張

平成26年春、現場は大阪市内の商店や住宅が立ち並ぶエリア。女性は娘を自転車後部の幼児用座席に座らせ、家路を急いでいた。

 午後9時前。前方で若い男性が犬を散歩させていた。リードはついていない。男性は突然、犬を蹴り飛ばした。驚いた犬が自転車に向かって飛び出し前輪に接触。自転車は転倒、2人は路上へ投げ出された。

 犬は鳴きながらどこかへ走り去り、男性は「犬を捜してきます」と言い残してどこかへ行ってしまった親子は搬送先の病院で、母親は左足の骨折、娘は左足の打撲と診断された。

親子側によると、飼い主の男性からは、謝罪も治療費の支払いもなかった。このため約450万円の損害賠償を求めて昨年5月、大阪地裁に訴訟を起こした。

引用元:産経新聞

スポンサーリンク

これは酷いですね(;゚Д゚)

飼い犬がぶつかっておきながら謝罪がないどころか、犬を探すために立ち去るなんて、これを読んだだけでは逃げたように思えてなりません。

人としてのモラルに欠けた人物だということが想像できます。

因みに飼い犬は雄のトイプードル。

当時5歳で全長60センチ、体重4~5キロの小型犬だそうです。

 

飼い主側の主張

これに対して飼い主側は真っ向から反論しました。

飼い主側はリードの未装着は認めたが、犬を蹴ったことは否定し、「犬は自転車と接触していない」と訴えた。

事故当日、現場付近で犬にリードを装着しようとする前に路上に飛び出してしまったという。

犬は自転車のそばに駆け寄ったが、翌日戻ってきた犬には傷や接触の痕跡がなく、接触事故は起きていなかった、という主張だ。

さらに飼い主側は当時は夜間にもかかわらず、自転車が無灯火走行していたこと、同乗していた娘が8歳だったことも問題視した。

引用元:産経新聞

飼い主は犬は接触していないと徹底抗戦していますね。

犬に傷跡はなかった。

接触事故は起きていなかった。

無灯火走行していた。

と被害者が勝手に倒れたと言わんばかりの様子です。

犬に傷跡がなかったことと、無灯火走行は弁護士に知恵をつけられての発言でしょう。

そして更にこのようなことも言っています。

大阪府道路交通規則では自転車の定員は原則1人だが、16歳以上の運転者が6歳未満の幼児を幼児用座席に乗車させる場合に限り2人乗りが認められている。親子の自転車は“定員オーバー”というわけだ。

こうした点を踏まえ、飼い主側は「自転車が適法な走行状態なら、飼い犬が突然飛び出したとしても安全に停止させることが可能だった。転倒は違法な2人乗りが原因だ」と争った。

引用元:産経新聞

飼い主の主張を短くまとめると

犬がぶつかった事実はなく、飛び出しただけで

それに驚いた被害者が勝手に転倒した。

6歳未満ではない子供を同乗させていたお前が悪い。

という驚きの主張です。

仮に100%そうだとしても、倒れた親子に謝罪もせず
その場から逃げるように去っていたのは社会通念上
問題があると思うのですが皆さんはどう思いますか?

 

裁判所の判断

結局、裁判所が示したのは和解の道。「確定的な認定判断は困難であるが、自転車とリードをつけない犬との出合い頭による転倒事故だ」と飼い主側の言い分を受け入れず、「賠償責任が最終的に認められる可能性は相当高いように思われる」とした。

 これを受け、飼い主が親子側に300万円を支払うことで決着した。

引用元:産経新聞

スポンサーリンク

 

当然の結果ですよね。

リードをつけていないのは明白なのにも関わらず、反論すること自体にこの飼い主の人格が疑われます。

そういえば2016年の元旦に、群馬県で行われた第60回全日本実業団対抗駅伝で、飼い犬がコース上に飛び出して選手が転倒する事故が生放送で中継されました。

転倒したチームは21秒差で2位だったために、このことは大きくメディアで放送され覚えている方もいらっしゃるかと思います。

この飼い主はリードをつけて持っていたのですが、興奮した犬がコース上に飛び出してしまい、ちょうど通りかかった選手の足にリードが絡まって転倒したのです。

因みに飼い主がリードをしっかり持っていたので、選手の足に絡まってしまいました。

そしてその結果、この飼い主は書類送検までされる事態になったのでした。

 

まとめ

今回の骨折事故も駅伝の事故も、明らかに飼い主がしっかりと犬の管理としつけができていれば防げた事故です。

面倒くさい

可愛い

という理由でまともな躾ができておらず、事故が絶えないのが実態です。

自分の飼っている犬が

『大勢の人の中で興奮せずにいることができるのか』

『リードをつけないで散歩したらどうなるのか』

そういったことを把握することも出来ない飼い主が多いようです。

駅伝という大勢の人がいるところで、普段は走ることがない車道を大勢の人間が走っていたら驚く犬もいるでしょう。

自転車に載っていた被害者も、もし頭を強く打ち付けていたらと思うとゾッとします。

犬を飼っていらっしゃる飼い主の方は、必ずリードをつけ、しっかりと持つことを心がけましょう。

名古屋大病院で救急医が一斉退職の理由と原因は院長か?写真画像有

スポンサーリンク

Posted by TrandyBaru