名古屋大病院で救急医が一斉退職の理由と原因は院長か?写真画像有
愛知県名古屋市にある名古屋大病院。
その病院の救急医21人のうち9人までもが
3月末で一斉退職することが3月30日に明らか
になり波紋を呼んでいるようですね。
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救急医といえば江口洋介主演のドラマ
『救命病棟24時』でもかなり劣悪な環境が
描写されているだけにネット上では
ブラック企業では?
と囁かれる始めているようです。
医療現場の情報についての詳細は
まだ入ってきておりませんが
わかる範囲で調べてみました。
病院概要と院長について
名古屋大学医学部附属病院は、明治4(1871)年に仮病院が設置されて以来、150年近くにもなる歴史ある病院です。
また、34もの診療科を抱える巨大総合病院でもあります。
院長は2013年4月1日より整形外科教授の石黒直樹(いしぐろ なおき)氏が務めており、専門はリウマチ・関節外科、軟骨代謝です。
前任者は6年、前々任者は約半年の間就任していました。
尚、今回問題が発生した救急医ですが、責任者として下記4名の方が在籍しているようです。
ER 救急科診療科長 松田直之
ER 救急科 医局長 山本尚範
ER 救急科病棟医長 海野 仁
ER 救急科外来医長 眞喜志 剛
残念ながらどちらの方が立場的に上の方なのかは分かりませんでした。
一斉退職の理由と原因は?
病院側の説明によると、退職するのは20代後半から30代前半の若手が中心で、同市内のほか関東や九州の病院に移る。
実家近くの病院勤務を望んだり、研修を終えたりしたことが理由だが、中には職場環境への不満を漏らす医師もいたという。
引用:産経新聞
産経新聞はこのように報道していますが
2014年度救急車搬入台数は4,165台
総救急件数は12,139人。
ざっと計算してみて一人につき年間578人の患者を対応した事になりますが、これは365日休みなしで計算した数ですので、実際は700人以上になるかもしれません。
勝手な想像ですが、21人の救急医をA・B・Cの3チームに分けたとすると1チーム7名。
それを12時間勤務の3交代で勤務。
ただ調べていくと恐ろしい現場の医療実態が分かってきました。
- 救急救命士の就業前・現任教育実習を協力
- 研修生の教育
- 救急部には日本救急医学会認定救急科専門医が4名在籍
- 平日は救急部,集中治療部および総合診療科のいずれかの医師が24時間常駐
- 土日・休日は内科系および外科系診療科の医師が救急担当医として24時間常駐
- 夜間休日に受診された方については研修医が初期対応
- 研修医の診療内容は救急外来担当医師が必ず確認し指導
この情報は名古屋大学病院のホームページに記載されている情報です。
救急科専門医が4名しか在籍していないという恐ろしい実態!
実際ある統計の数字によると、救急対応できないという原因に『専門医がいなくて対応できない』という回答がトップとなっています。
恐らく今回の問題の根本は、専門の救急医の数が足りないのに患者が次々と運ばれ、肉体的にも精神的にも限界にきて退職していったのではないでしょうか。
まとめ
病院は来月1日付で別の救急医2人を採用する予定だが、当面は7人減が続く見通し。休日の当直対応は、内科や外科などの医師が代わりを務める。
引用:産経新聞社
今後は4月1日より救急医を採用するそうですが、医師の数が少ない状況が今後も続くようです。
病院側は外部有識者を加えた調査委員会を4月中に設置し、経緯を調べるとともに対応策を検討するそうですが、日本全体の救急医の数を増やさない限り根本的な問題は解決しないのではないでしょうか。
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