こち亀終了で週刊少年ジャンプ売上アップも直ぐ減少？発行部数どうなる？

遂に来る時が来てしまいましたね－。

1976年の第一話から約40年に渡って週刊少年ジャンプで掲載されていた、秋本治（あきもとおさむ）の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が連載を終了することが決まりました。

最終回は2016年9月17日発売の週刊少年ジャンプ第４２号。

しかも同じ日に発売の単行本第200巻も最終巻になるそうです。

ということはこの第200巻にも、少年ジャンプ42号に掲載される最終話が入っているのでしょう。

売上の事も考えて2週間前にメディアに発表し、単行本も同日発売とは集英社もなかなかおもしろい事をやってくれますね。

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秋本氏は「びっくりさせて申し訳ない」。体調面での理由ではなく「終わっちゃうのは悲しいがおめでたいこと。２００巻で区切り。

この機会を逃すと中途半端になる。おめでたい時に終わるのが一番かな」。「このおめでたい日に自分の口で発表したかった」と語った。

引用：スポニチ

漫画家の秋本治氏はメディアの取材に対し、終了理由は病気ではないと発表しています。

こち亀は連載開始時には主人公の両津勘吉の私生活や破天荒ぶりを描いていましたが、いつの頃からか、その時代の話題や社会問題になっている出来事を取り上げる内容に変更。

緻密な取材やレポートなど、どう考えても秋元治氏だけではとうてい無理な内容で、ネタも一人で考えていないのは明らかでした。

秋元治氏が63歳という高齢から、いつ連載が終了されるのかと噂されていましたが、単行本200巻というきりのよい終了時期となったようです。

それにしても初期のこち亀を知っている者として、劇画タッチの昭和臭い両さんのデザインの方が好きです。

連載終了の2週間前からこれだけ大きく発表され、アニメや映画化までされたこち亀だけに、最終話の週刊少年ジャンプの売上アップは間違いないでしょう。

2014年に発売された週刊少年ジャンプの発行部数は1千66万4168部。

これを週単位に割ると、毎週約205,000部を売り上げていることになります。

もし今回のこち亀終了で20％発行部数がアップしたとすると、246,000部。

30％アップだと266,500部ということになります。

これプラス、同日販売される最終巻の単行本も併せると、飛んでもない売上になることでしょう。

これだけ売上がアップすれば、その反動でダウンするのは必死。

実際近年では四半期ごとに発行部数が減少しているんです。

それにしても2014年1月～3月期から、翌15年の1月～3月期にかけて30万部近く発行部数が減少しています。

しかしこれは少年ジャンプだけに限らず、少年マガジンや少年サンデーも同じように減少。

少年ジャンプが面白くなくたったというよりも、新聞や雑誌のようにネットメディアに押されて発行部数や売上が減少していると考えられます。

週刊少年ジャンプ、サンデー、マガジンと、数々の名コミックを生み出してきた週刊誌の衰退は、名作を生み出す土壌がなくなっていく可能性があるだけに心配です。

かといってこのままこち亀を書き続けても面白くなくなっていくのは必死。

過去にドラゴンボールやその他の人気作品でも問題になった、『面白くなくなっても書き続けなければいけない』という負のスパイラルに陥いる前に終了するのは良かったのではないでしょうか。

こち亀が終わってしまうのは寂しいですが、私はその寂しさを埋めるために第1巻から200巻まで読破しようと思います！

本日は最後まで読んで頂きありがとうございました。
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